貯蓄から投資というけれど
 最近、お金に関して『貯蓄から投資へ』や『自己責任』という標語をよく見かけるようになりました。銀行にお金を預けても利息といえるものはもらえないし、運用を始めてみようかと思われる方は案外いらっしゃるかと思われます。では何を基準にして運用をしていけばよいのかということになります。

蟻の涙 2005年の個人金融資産が1500兆円を突破しました。そのうち現預金の占める割合が52%と依然高い水準にあります。運用という観点からするとあまりにも合理的ではありません。今現在、定期預金の金利は0.2%となっており、元金を2倍に要する時間は347年もかかってしまいます。これでは、すずめの涙ほどにもならないというより、蟻の涙ほどにもならないという表現が適切なのではないかと思ってしまいます。あくまで生活防衛資金として確保しておく程度で運用の対象からはずすべきです。

金融資産の過去の利回り
預金では運用の対象にならないとすれば、どのような資産で運用すればいいのでしょうか。まず金融資産には大きく、預金・債券・株式と分けられます。これらの過去の運用利回りを参考にしてみてはいかがでしょうか。(財)日本証券信用研究所の資料によると1952年から1998年までの46年間の投資収益率は、株式14.5%・債券6.8%・定期預金5.1%となっております。圧倒的に株式の運用利回りが高い数値を出しています。 

複利で運用したら
100万円を40年間複利で運用したらどのくらいになるのでしょうか。先ほどの数値を使って計算すると、株式は2億2500万円・債券は1389万円・定期預金は731万円となります。
皆さんはこの差をどのように受け止めますか。たかが数%の差が、長期の財産形成には決定的な差を生んでしまいます。更に若い方でしたら、自分の力で年金を余裕で作れてしまうことを物語っています。