■いよいよ10月1日スタート!

平成22年度税制改正により決定した「たばこ税の増税」が、いよいよ10月1日より開始します。

日本で発売されているたばこは105銘柄だそうですが、そのほとんどの銘柄(実際には103銘柄)で、1箱110円以上の値上げとなるようです。

おおまかには、1箱110円から140円の値上げです。


■たばこの税負担率は6割を超える

ちなみに、たばこの値段には、「国たばこ税」、「地方たばこ税」、「たばこ特別税」及び「消費税」の4種類の税金が含まれています。

JTのホームページによると、1箱300円の場合で、「国たばこ税 71.04円」、「地方たばこ税 87.44円」、「たばこ特別税 16.40円」及び「消費税 14.28円」です。

それら4つの税金を合計すると、「71.04円+87.44円+16.40円+14.28円=189.16円」となり、たばこ1箱300円に対する税負担率は、189.16円÷300円=63.05%」となります。

たばこの税負担率は、現状でも6割を超えています。


■今後も増税?

たばこ税の増税については、平成18年度税制改正においても実施されているのですが、更には平成23年度以後においても増税の可能性が高いです。

というのも、2010年8月30日に厚生労働省が発表した「平成23年度厚生労働省税制改正要望」によると、「国民の健康の観点から、たばこの消費を抑制するため、たばこ税及び地方たばこ税の税率を引き上げる」と書かれているからです。

早ければ来年に更なるたばこ税の増税が、実施されることになるのかもしれません。


■禁煙か買いだめか

私は上の娘が生まれた2000年に禁煙を始めたのですが、揺れ戻しや何やらで、完全禁煙に至るまでには、約3年かかかりました。

今後の増税の方向性も考えると、今回10月1日の増税措置をきっかけに、禁煙開始するのもいいのかもしれませんね。

いやいやたばこはやめられんという方は、買いだめして、節税を図りましょう(笑)。

                       税務会計情熱ねっ島 TabisLand マネー・税金コラムより